彼らは「他人の経験を手本とし、成功のエッセンスを学び取る技術」を習得している。
そうすることで時間という貴重な資源を有効に活用している。
人の成功例を真似るのは「学習の基本」とされる。
ある人をモデルにして自分も成を手にするためには、次にあげる3つの要素に注目しなければならない。
1つ目は、その人の「信念体系」である。
何を信じているかで、その人の人生は左右される。
「できると思うか、できないと思うか、いずれにせよ、あなたは正しい」という言葉がある。
「自分には何かを成し遂げる能力がある」という信念がなければ神経系統は能力を制限しようとするメッセージを絶えず発するようになる、という意味では正しい。
反対に、自分には何かを成し遂げる能力があるというメッセージを送り続けていると「望みどおりの結果を出すように」と脳は刺激を受け、実現の可能性が出てくるわけだ。
ある人の信念体系を模倣するのは、その人と同じような行動をとるための第一歩である。
2つ目は、その人の「心のシンタクス(構文)」、つまり「思考回路」である。
シンタクスとは一種の暗号のようなものだ。
人には頭に浮かんだ考えを系統的に配列しようとする働きがある。
たとえば、電話番号は頭から正しい順番でボタンをプッシュしなければ、目指す相手につながらないように、人間の脳も効率的に望みどおりの結果を出すには、正しい思考回路で考えなくてはならない。
コミュニケーションも同じである。
コミュニケーションがうまくいかないのは、自分と相手が使っている暗号、つまり心のシンタクスに食い違いがあるためで、その暗号を解読できれば、最高の資質を持った人々を模倣できるようになるのだ。
3つ目は「生理機能」、つまり外見や身体の動きである。
精神と肉体を切り離して考えることはできない。
呼吸法、姿勢、顔の表情は、精神や肉体の状態を左右している。
それは詰まるところ、行動にも大きな影響を及ぼしている。
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